評価点・ランキングについて
評価点・ランキングは、店舗など地域の拠点(以下、拠点)が主にMAP系サービスの投稿数や評価、出現率やMEO対策度を観測して、集計して数値化したものです。
ただし、APIや観測用の人力のコスト、集計や表現上の様々な観点を考慮して、数値はそのまま使うことをしておらず、統計的な処理を行っています。
したがって、あくまで参考情報のひとつにすぎませんが、偏りや出現の有利不利などがわかるようにしています。
言い換えれば「その拠点が、MAP系サービス上ではどのような見方なのか」という指標でしかなく『拠点やサービスの実際の優劣を示すものではない』ことにご注意ください。
我々は拠点の評価はユーザー個々に存在すると考えています。
評価点の算出方法・考え方
評価点サンプル
- 占有
- 占有は、MAP系サービス上にある投稿(クチコミ)の分布です。
例えば県で占有20%、市区町村で50%だとしたら県内の総投稿数の20%を保持しており、市区町村では総投稿数の50%を保持していることになります。
こうなると、ほぼ1強として目立つ扱いを受けているでしょう。これはMEO対策の中でもかなり効果が高いと思われます。 - 総合
- 下記の4数値などから総合して計算されたものです。
下記の「対策」などを考慮し、行き過ぎたMEO対策度によって微修正されることがあります。 - 評価
- MAP系サービス上にある拠点の評価点をサマライズして点数化したものです。
この数値が高いほど良い評価をする人が多い可能性はありますが、その多くは対策されている場合(MEO)もあります。 - 投稿
- MAP系サービス上にある拠点のレビュー数をサマライズして点数化したものです。
この数値が高いほど多くの人にレビューされている可能性がありますが、その多くは対策されている場合(MEO)もあります。 - 地図
- MAP系サービス上において、この拠点の出現しやすさをサマライズして点数化したものです。
この数値が高いほど地図で出現しやすい可能性が高いと思われます。その多くは対策されている場合(MEO)もあります。加えて周囲に類似または競合する拠点が少ないとも推測できます。 - 対策
-
MAP系サービス上にある投稿のMEO対策度です。
投稿で明らかに作為的な内容が多い場合、この数値を総合ではマイナス微修正しています。
例えば
マイナス判定になるレビューのサンプル例文
・星5の評価を強要された、何故かGoogleのクチコミお願いしますと言われた
・契約時ほぼ強制的にレビューを書かされます
・口コミを書くと、景品がもらえる。景品ほしさに高い評価を投稿している
・会計前に口コミ書いてくれと迫ってきて、口コミしないと帰れない雰囲気
・口コミ数が多い&高評価多い理由は、口コミ協力でサプリがもらえる
・SNSで期待していたので色々と残念
・口コミをその場で書いて、なぜかスタッフに見せないといけません
・客に口コミを依頼し、見返りを渡している。つまりヤラセ、サクラということ。
等々。
これらのような主旨の内容の投稿を見つけた場合や、自動例文の応答や機械的な繰り返しの多さ、などによって対策度が上がります。
現在はテキスト処理による自動判定なのでまだ正確性に欠ける部分もあり道半ばですが、今後、AI学習などにより改善していく予定で、有志とサービス開発しています。
このサイトの開発背景
サイトを作成したキッカケと主旨
グーグルマップの不当なクチコミ投稿で権利侵害”医師ら提訴
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240418/k10014426121000.html
Googleマップクチコミ被害訴訟
http://g.todasogo.jp/
などにもあるように、昨今のクチコミ対策や情報表示対策には、かなりの偏りや格差が生まれています。
お金や技術で対策できるものもありますが、これに専門家以外がつきあっていくのは大変な手間とコストがかかるものであり、本来、明らかに不必要なレベルにまで高まっていると我々は感じています。
誤情報を信じた人の4割は「ファクトチェック」避ける傾向
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230515/k10014068361000.html
コロナではファクトチェックが、一定の評価と機能を果たしたように、偏っているものを見るときに、冷静になれる別な視点を提供したいという想いから活動しています。
未だに、恣意的な評価や業者的な対策、おかしな評価やクチコミは野放しになっています。これに対して少しでも統計的で冷静な視点を与えていきたいと思っています。
我々の個人的な背景
キッカケは、我々の運営する拠点の一つにて「喫煙所の煙がひどくて、この施設は来てはダメ」という主旨の☆1のクチコミが書かれたことです。
しかし、そのクチコミを書かれた施設には喫煙所は設けられていません。書き間違いなのか嫌がらせなのか、明らかに事実無根なことです。
クチコミの削除を求めて対応しようとした我々は大変困惑しました。
本件の削除を求めるための手続きはシステム化されておらず、ビジネスオーナーになってすらクチコミの削除は容易ではありませんでした。
我々が思ったことは「なぜ、不当なクチコミに、こちらがコストを払うのか」「これはマッチポンプであり、本来、不要なことなのではないか」でした。
また一方では実際の価値を曲げるかのように、MEO対策としてレビューを増やし、評価を上げる行為が業者によって促進されています。こちらもあまり健全だとは思っていません。
そこで有識者と相談してMAP系サービスを観測し、調査を始めたのが当初の経緯となります。
今後の目標
ゲームの攻略サイトのような攻略データの提供を、MAP系サービス上にて目指していきます。
またMAP系サービスのファクトチェックのような立ち位置で活動を考えています。(機能を開発中)